アシアト。

心の赴くままに

「ロミオとジュリエット」

宮藤官九郎さん演出の「ロミオとジュリエット」を観に行ってきました。

 

【あらすじ(公式サイトより引用)】

昔々、ベローナの街にキャピュレット家とモンタギュー家という二つの旧家があり、この両家は代々お互いを仇だと思っていがみあっていた。
キャピュレット家にはジュリエット(森川葵さん)という一人娘がおり、モンタギュー家にはロミオ(三宅弘城さん)という一人息子がいたが、この二人は舞踏会で出会い、恋に落ちてしまった。

お互いが仇の家の出身だとわかっても二人の想いは変わらず、両家の仲直りを願うロレンス神父(田口トモロヲさん)に秘密の結婚式を挙げてもらい、夫婦となった。 しかしジュリエットの従兄弟ティボルト(皆川猿時さん)にケンカをふっかけられたロミオは、自分の代わりにケンカを買った親友マキューシオ(勝地涼さん)を殺され、理性を失ってティボルトを殺してしまい、ベローナから追放される。
ロミオの追放を嘆き悲しむジュリエット。

彼女には、パリス伯爵(阿部力さん)との縁談があり、キャピレット夫妻は何とかこの縁談をまとめたいと思っていた。
しかし、すでにロミオと夫婦の誓いをたてたジュリエットはパリスとの結婚を断固として拒む。
両親はジュリエットの頑なな態度に腹を立て、言う事をきかないのなら勘当だと言い放った。

事情を話すこともできず、孤立して追い詰められたジュリエットはロレンス神父にすがりついた。
ロレンス神父は、「仮死になる薬によって死んだと思わせて霊廟に葬られ、目覚めた時に迎えに来たロミオと二人でベローナから逃げる。」という計画を提案するが――。

 

【感想】

宮藤さんの作品は結構見てるので、今回もシェイクスピアとはいえ笑いどころがたくさんあるんだろうな〜と思ってました。非常に面白かったです!!!話はちゃんとロミジュリでした(笑)

三宅さんに関しては、身体能力の高さに改めて感動…落ち込んで床にスライディングしたり、ジュリエットに会うために塀をボルダリングで登ったり、、すぐ引きこもっちゃうところ含めてどこか可愛らしさがありました。50歳が16歳の役を演じてるのすごいことだと思う(笑)

森川さんに関しては、私の中ではドラマ「ごめんね青春!」のあまりんのイメージが深く根付いていたのだけれど、ただ可愛いだけじゃなくて顔がものすごい小さかった()最後のロミオを追って自殺するシーン圧巻でした。初舞台だったようで、記念すべき演目を観られて嬉しいです!!!

あと、あまちゃんの前髪クネオを彷彿とさせる無駄に動きが多い勝地さん(笑)途中サザエさんの歌を歌ってむせてたのがだいぶ心配だったのと、楽士役の時のチャラい感じが面白かった!今回見てみて、福田さんの作品よりもクドカンの作品に出てる勝地さんが個人的には好きだな〜と感じました。また見たいです。

観劇前から一番楽しみにしていた皆川さん。宮藤さんの連載「いまなんつった?」に皆川うるさいしか書いてなかったので、どううるさいのか、どのぐらいうるさいのか気になっていました。確かに(もちろんいい意味で)うるさかった。登場した時のビジュアルのインパクト、声の大きさ、言ってることすべてトゥーマッチというかなんというか。私の好きな笑いはこれだ、と自信を持って言えます。めちゃくちゃ笑いました。

一番の発見があったのは田口トモロヲさん。最後にお芝居見たのはデカワンコじゃ??ってぐらい久しぶりだったんですけど、表現が豊かで面白かったです。神父さんの役ってもっと神聖なものだと思ってたんですけど、変顔あり、小ボケありと笑いどころが沢山.........!表情筋って意外と柔軟なんだと思うぐらいの変顔をされていたのが印象的でした。その顔のままセリフを言い続けてたところにプロの凄みを感じました。すげえ……。

 

そういえば、最後ロミオとジュリエットが亡くなった後、両家が和解した時に2人の銅像を建てようと意見がまとまるんですけど、実際に劇場ロビーに銅像が置かれていてテンション上がりました。そう言えば「サンバイザー兄弟」の時もロビーに実際出てくる役名(グループ名)の提灯が飾ってあったな〜とか思い出して、こういった粋な演出は見ていて楽しいなと思いました。

 

非常に面白かったです!!!ありがとうございました😊😊